実際の利用者には、様々な年齢、性別、能力の人がいます。私たち実利用者研究機構は、「利用者の実態とニーズの多様性に対する体系的な知識」と「安全と快適への異なるニーズを両立させる技術」が、企業や学校、社会で起きている様々な問題解決の鍵となることを発見し、その研究開発と教育を15年に渡り行ってきました。私たちは、一人でも多くの企業や学校へその知識や技術が広がり、今ある製品や空間、サービスが変われば、「今まで様々な理由で大切なことを諦めなくてはいけなかった人々がもっと希望を持って生きていける社会」に繋がると信じています。

第1回ユニバーサルデザイン実践シンポジウム -先駆者たちの大井戸端会議-

第1回ユニバーサルデザイン(UD)実践シンポジウムを開催し、無事終了いたしました。「世界のUD」をテーマとした東京を中心に、「教育現場のUD」をテーマとした広島、「医療現場のUD」をテーマとした長野をインターネットの中継でつなぎ、同時開催。まったく新しいタイプのシンポジウムです。

イベントレポート

2006年11月12日、日本ユニバーサルデザイン研究機構では、「第1回UD実践シンポジウム−先駆者たちの大井戸端会議」を開催いたしましたので、当日の模様をご報告いたします。開催に向け、皆さまには色々な面で絶大なるご支援、ご協力を賜りましたこと、心から御礼申し上げます。

イベント当日は、のべ238名の参加がありました。参加者の方々からは、特別講演における実践者ならではのお話や、パネルディスカッションなどにおける熱い議論、体験ブース、そして、TV会議システムやプレゼンテーション資料共有システムなどをシンポジウムで使用するという新しい試みに関して、高い評価を得ることができました。

アンケート結果では、97.7%(有効回答数88名)の方に「このイベントに参加をして良かった」と回答を頂きましたことは、日本ユニバーサルデザイン研究機構として、今後の活動の大きな自信に繋がったと思います。

一方、全体的にリハーサル不足になってしまった点が、そのまま、当日の会場面、サービス面での来場者への配慮不足に繋がってしまうなど、今後改善すべき課題も浮き彫りになりました。

このイベントを主催する立場として、各会場で得たもの、課題となったものなど、このイベントの総括をしっかりと行い、次のステップに繋げてまいります。

今後とも、ユニバーサルデザインを実践するための一助となるべく活動して参りますので、どうか、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

第1回ユニバーサルデザイン実践シンポジウム「先駆者達の大井戸端会議」イベントの様子

イベントは、日立ソフトエンジニアリング社「スターボード」などを利用し、東京、広島、長野の3会場を、大画面映像を使って結び、行われた。長野会場からは「スウェーデンの福祉最前線 タクティールケア」、広島会場からは「教育を通じてのユニバーサルデザイン実践」「教育を通してのUD実践」、東京からは「旅のユニバーサルデザイン」など、基調講演、特別講演では、先駆者ならではの話題を、各会場から3会場に向けて語った。

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東京会場の様子。パネルディスカッションでは、色、サービス、建物など色々な分野のユニバーサルデザインの先駆者達により、鋭い視点で、白熱した議論が繰り広げられた。<
第1回ユニバーサルデザイン実践シンポジウム -先駆者たちの大井戸端会議
広島会場の様子。平田氏による広島会場での講演。
第1回ユニバーサルデザイン実践シンポジウム -先駆者たちの大井戸端会議
長野会場の様子。「スターボード」の中継で映し出される 東京会場のヨアキム・カウト氏の講演。