更新講座の課題

何を書いて良いかわからない方は、こちらをご参考にしてください。
例えば、2016年の更新講座では、こんな報告がありました。 

「仕事」での優秀なコーディネート事例

 商品出荷用ケースのラベル

当社の製品出荷用ケースの仕様を見直すことになり、ケースのデザインを担当することになりました。ケースのデザインとは、社名ロゴや出荷時に張り付ける製品ラベルの枠、ケースサイズの識別番号の版を作成することです。もともとはある程度決められたラフ案を版にする作業がメインでしたが、改めて現場で作業する方の意見や実際の動作を確認して、ラベル貼り付け位置など詳細を詰めました。
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 介護施設の誤薬をコーディネート

私の勤めている介護の施設では、薬をセットするのは看護師、ご利用者さんに内服するのは介護職が行うようにしています。看護職のセットミスのほかに、ご利用者さんを間違えたり、朝薬・昼薬・夕薬を間違えたりと、誤薬のミスが続きました。
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UIデザインで家庭訪問

製品のUIデザインを担当しています。デザイン部内にUI専門のグループを発足させたのを機会に、2級UDコーディネーターの資格を2名が取りました。さて、最近の活動ですが、一昨年から新しい操作方法の研究を業務として開始しました。スタートはまず顧客実態調査としてインタビュー、家庭訪問を実施するところから行いました。
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職場の一覧表を整理

職場で使用している一覧表の内容を整理しました。その表は『早見表』と、銘打ってありましたが、『使い勝手が悪いなぁ』と思っておりました。(何人かの同僚も、同意見でした)
何が悪いのか見直してみると、表が置いてある場所(フロアー)と、表の内容が一致していない事が原因だと気づきました。
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外国人研修生の受け入れ

製造企業が外国人研修生を受け入れるにあたって、言葉が通じないという障害があった。工場現場は、パートタイマーの女性労働者が中心であり、外国語を話せるような教育は難しい。そこで、外国語会話をかわさないでも、外国人研修生が作業研修できる仕組みをアドバイスしました。
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フィッティングルームの改善

「年配のお客さまにとって、より良い居心地を重視」、またフィッティングルーム(FR)も改善を行った。グループ内では段差解消は以前から行っているが、それ以降踏み込んでいなかった。新たにお客さまを観察した中で次を改善。
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商品出荷用ケースのラベル

2級UDコーディネーター 製造業

当社の製品出荷用ケースの仕様を見直すことになり、ケースのデザインを担当することになりました。ケースのデザインとは、社名ロゴや出荷時に張り付ける製品ラベルの枠、ケースサイズの識別番号の版を作成することです。もともとはある程度決められたラフ案を版にする作業がメインでしたが、改めて現場で作業する方の意見や実際の動作を確認して、ラベル貼り付け位置など詳細を詰めました。
また、印刷色も視認性の良い色をチョイスし、うす暗い倉庫などでも段ボールの文字や記号を識別できるよう配慮しました。
単にPC上でグラフィックデザインをするのではなく、どういう現場で、どういう方が、どんな目的で使用されるものかを意識してデザインできたのは、UDコーディネーターの勉強をさせていただいたおかげだと思います。

介護施設の誤薬をコーディネート

準2級UDコーディネーター 福祉

私の勤めている介護の施設では、薬をセットするのは看護師、ご利用者さんに内服するのは介護職が行うようにしています。看護職のセットミスのほかに、ご利用者さんを間違えたり、朝薬・昼薬・夕薬を間違えたりと、誤薬のミスが続きました。
かごを使って行っていたので、検討の結果、配薬車を購入しました。購入すればミスがなくなると思っていましたが、誤薬ミスがなくなることはありませんでした。
誤薬のミスの際に、職員からの聞き取り、配薬時に職員の動きを観察しました。
引き出しの朝食後・昼食後・夕食後・眠前のテープが白1色になっていたため、引き出しに貼ってある朝食後・昼食後・夕食後・眠前のテプラの色を変えてその色に合わせて、一包化した薬の袋にマジックでラインを引くことで、誤薬のミスがゼロになりました。
配薬車を使用することで看護師のセットミスも見つけやすくなり、セットミスがあっても気が付くように3回の確認をしていくシステムを導入しました。
普段から、事故や間違いが起きた時に「気を付ける」といった対策がとても多く、具体的に改善がみられることが少なかったのですが、「気を付ける」といった対策が減って具体的に何ができるかを考えるようになってきました。
具体的に何ができるか検討していくシステムが徐々に出来上がってきています。事故防止委員会でも、原因が何かを具体的に考え行動できるようになってきています。

UIデザインで家庭訪問

準2級UDコーディネーター 製造業

製品のUIデザインを担当しています。デザイン部内にUI専門のグループを発足させたのを機会に、2級UDコーディネーターの資格を2名が取りました。さて、最近の活動ですが、一昨年から新しい操作方法の研究を業務として開始しました。スタートはまず顧客実態調査としてインタビュー、家庭訪問を実施するところから行いました。
家庭訪問まで行うのは久しぶりで、資格を取ってからは初めてになります。
過去に行った調査の経験から言えるのですが、直接的な調査結果からは、ライフスタイルの変化や表面的な問題だけしか見えてきません。ユーザーの潜在不満や問題を見つけることはとても難しいことです。ここで最も必要なスキルは実利用者研究機構で何度も教えられた「気づき」です。
今回の家庭訪問では「気づき」を最も意識して調査を行い、これまでと少し異なる発見がいくつもありました。
また今回、社内の技術部門担当者に調査に同行してもらい、ユーザーの生の声を直接聞かせることができ、気づきによる発見と分析結果を技術部門役員までプレゼンを行う等、技術部門の意識改革にも地道に取り組んでいます。

職場の一覧表を整理

準2級UDコーディネーター 福祉

職場で使用している一覧表の内容を整理しました。その表は『早見表』と、銘打ってありましたが、『使い勝手が悪いなぁ』と思っておりました。(何人かの同僚も、同意見でした)
何が悪いのか見直してみると、表が置いてある場所(フロアー)と、表の内容が一致していない事が原因だと気づきました。その場所の、一覧表が欲しいのに、表には違う場所(別フロアー)の情報まで載っていたのです。
上司に断りを入れ、その場所で必要な情報のみに絞り、不足していた情報も入れ新しく作り直しました。項目は、増えてしまいましたが、『欲しい情報が全て載っていて分かりやすくなった』と評価していただきました。
同じフロアーで働く同僚はもとより、他フロアーからの助っ人で来た人や、異動職員にも分かりやすいと感想をいただけました。

外国人研修生の受け入れ

2級UDコーディネーター 経営コンサルタント

製造企業が外国人研修生を受け入れるにあたって、言葉が通じないという障害があった。工場現場は、パートタイマーの女性労働者が中心であり、外国語を話せるような教育は難しい。そこで、外国語会話をかわさないでも、外国人研修生が作業研修できる仕組みをアドバイスしました。
UD発想から、絵、数字、矢印を活用した作業工程の作成をアドバイス。無事、外国人研修生を受け入れ、研修が実施に至った。

フィッティングルームの改善

2級UDコーディネーター 設計・施工マネジメント

「年配のお客さまにとって、より良い居心地を重視」またフィッティングルーム(FR)も改善を行った。グループ内では段差解消は以前から行っているが、それ以降踏み込んでいなかった。新たにお客さまを観察した中で次を改善。
FR入口で靴の脱ぎ履きの時に無意識に掴まるところを探していらっしゃるので手すり(または代用できるもの)を設置した。しっかり握るものがあることで安心との声をいただいている。また、若年層のお客さまも無意識に握っているようで成功といえる。
副産物として、出入時間も短縮出来たおかげでFR利用の回転率も上がっているようだ。また長期的には壁紙の汚れなども減りメンテナンス費用の削減にもつながると予測される。
グループ内で部署毎に役割が決まっており、サービスやオペレーションまで踏み込んで改革することは難しいが、お客さまが時間を忘れストレス無く楽しくお買い物できることをハード面から今後も少しずつ改善していきたい。

「生活」での優秀なコーディネート事例

 ハリネズミのダイエット

ハリネズミを飼っています。我が家の食材の買い足し方法を変えることでハリネズミのダイエットに成功しました。
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 老眼のUSB

老眼で細かい文字や記号の判別が難しくなり、USBのコネクタを挿すとき、時間がかかっていました。
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 液体ソープの流量調整

我が家のハンドソープはノズル上部を押すことで液体ソープがノズルから出てくるといった、よくある形状の物ですが、一回で出てくる量が非常に多いという問題がありました。
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バイト先でのコミュニケーション方法

経験としてレストランのキッチンで短期間バイトをしました。私自身、聴覚に障がいがあり、人(同僚スタッフ)によってはコミュニケーション方法について説明してもうまく伝わりません。
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子育て中のフロアワイパーの高さ

子育て中なのですが、子供に手伝いを頼む際、具体的にあれをしてこれをしてと説明しても聞いてくれませんでした。
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女性経営者の集まりでUD紹介

所属している商工会議所女性会で、自分の活動を3分で紹介し合う機会があり、ユニバーサルデザインについて紹介しました。
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「ハリネズミのダイエット」

2級UDコーディネーター webシステム

ハリネズミを飼っています。我が家の食材の買い足し方法を変えることでハリネズミのダイエットに成功しました。
獣医から、我が家のハリネズミは肥満傾向のため、餌を減らすように指示がありましたが、なかなか体重が減りませんでした。食事療法がダメなら運動です。ハリネズミは夜行性なため、私たちが寝静まった後活動音が聞こえてきますが、何故か痩せません。
実は彼らは臆病な性格をしており静かな場所が好きです。夜遅くても人間の気配があるうちは、運動が始められずダイエットできるだけの運動量を走れていないのではないかと思いました。そこで私たちの早寝を実現するため、夜の過ごし方を改善しました。帰宅時間を少しでも早くできるように、ほぼ毎日会社帰りにしていた買い物を、1週間に1回、一気に食材を買うという方法に変えてみました。これだけの事でしたが、仕事が終わって家に直帰することで、夜の貴重な時間が有効に使えるようになり、早寝が無理なく実現でき、ハリネズミのダイエットも成功しました。もうひとつ嬉しいことに、食費もダイエットすることができました。私たちも健康な生活を送れています。

老眼のUSB

2級UDコーディネーター 製造業

老眼で細かい文字や記号の判別が難しくなり、USBのコネクタを挿すとき、時間がかかっていました。
USBコネクタの表側に白のマジックを塗って差し込みの時迷わなくなりました。

液体ソープの流量調整

2級UDコーディネーター 製造業

我が家のハンドソープはノズル上部を押すことで液体ソープがノズルから出てくるといった、よくある形状の物ですが、一回で出てくる量が非常に多いという問題がありました。
そのため使用するときはゆっくり慎重に3分の1ほどだけ押すように注意して使用していました。しかし、この調整が毎日のこととなるとストレスを感じずにはいられませんでした。また、来客時にも注意を促す必要があり全く直感的な使用ができていないと悩んでいました。
解決策として、ケースごと買いなおすという方法もありましたが、時間もお金もかけずになんとか改善したいと考えました。当初の案として、適量が出てくるポンプの調整位置に線を描き、そこまでポンプを押すことで流量を安定させる方法を検討しましたが、それでは直感的な利用とは言えません。そこで、最終的にポンプ部下部を輪ゴムでぐるぐる巻きにするという考えに至りました。これによりポンプを力強く押しても、輪ゴム部でポンプが止まるようになり、毎回一定量の液体ソープが出てくるようになりました。従来通りの使用方法のまま使用できるようになり、直感的で非常に快適になりました。

バイト先でのコミュニケーション方法

2級UDコーディネーター フリー

経験としてレストランのキッチンで短期間バイトをしました。私自身、聴覚に障がいがあり、人(同僚スタッフ)によってはコミュニケーション方法について説明してもうまく伝わりません。
「ゆっくり口を大きく動かして見せてください」とお願いしても、薄口でペラペラ早く話し出す。私が読み取れず「?」と頭を傾げると、相手は不憫な表情で同じように「?」と傾げる。きっと知的障がい者と誤解していることだろう。そういった方には「ゆくり口を大きく動かして見せてください」と何度お願いしても変わらないのでUDCで学んだことを思い出し、私自身が方法を変える試みをした。
一つは自ら積極的に手話を使う事。例えば「終わり」「合わせる」などよく使う合言葉。興味のある人は喜んで覚えたがるので「楽しい」という気持ちを引き出す方法。
もう一つは、私は発声には問題ないので「なんですか?」と内容ゼロから確認するより、自身が把握している内容を先に話してそれがあっているかどうかの確認を取る形にしてみた。
例:「私はこの仕込みをやります、構いませんか?必要ありませんか?」で【マル】と【バツ】を両手で作ってみせたり、使うべき調味料を複数持ってきてみたり。選択肢を相手に与える事で自分が理解を得る方法。
ある人は、それを真似て【マル】と表してくれるようになり大成功!と感じた。
また別の人は、それすらも返答を薄口でペラペラ早く話し出してしまう。
そうなった時には、最終手段で自身がシフトをその人のシフトとずらすことにした。それでは何の解決にもならないが、ひとりひとりの性格上のコミュニケーション手段を把握し、自らコミュニケーション手段を相手の性格によって変えていくやり方が、仕事をする以上の心身的な重労働であるとづいて無理はできなくなった。ストレスで身体を壊さないための最終手段がシフト変更しか思い浮かばなかったのが悔しく、今後の改善検討課題である。
いちばんの要因はそのレストランで仕事の情報共有や体制がきちんと整っていないところにあると気づいた。最初は聞こえない自分だから仕方ないかと思ったが、健聴者でも入ったばかりの人はキッチン内で何も動けない状態だったのが、聴覚を生かして「他人同士の仕事の会話を聞き耳を立てて勝手に仕事を覚えている」という状態に気づいた。聞こえないから仕方ないと責めるのは間違っていたと気づいた。

子育て中のフロアワイパーの高さ

2級UDコーディネーター

子育て中なのですが、子供に手伝いを頼む際、具体的にあれをしてこれをしてと説明しても聞いてくれませんでした。
そんな時、子供でも使いやすいように、床掃除フロアワイパーの持ち手を、5歳の子供の身長に合わせて置いておくと、遊びの延長でお手伝いを始めました。その姉の様子を見て、歩き始めた1歳4ヶ月の子も掃除の真似事を得意そうに始めました。子供でも使いやすいデザインだと自発的に使ってくれるようになるのだと改めて思いました。
またご飯の時、まだまだ食べこぼしが多くて掃除が面倒です。テーブルと椅子を使っていましたが、1歳の子が テーブルの上に昇ろうとするため危険でした。また、子供用の椅子に座らない、椅子のベルトを嫌がり立ち上がろうとするため困っていましたので、テーブルをやめてちゃぶ台に替えました。
ご飯や飲み物を溢しても拭きやすくなり、マメに汚れを拭き取りますし、床に敷いている敷物ごと取り替えるようになり、楽になりました。テーブルや椅子から子供が落下する心配も減りました。 
大人の力を借りないと、子供一人では出来ない事も多いのですが、踏み台があるだけで高い所にあるものが取れるし、子供も踏み台を持って洗面所で一人で手が洗える等、一人で出来ることが増えました。1歳の子は 、踏み台につかまり立ちをしたり、真似をして高い物を取ろうとしたり、でもバランスを崩し危ないなと思う事もあります。すべての人に使いやすいデザインとはと考えてしまいます。

女性経営者の集まりでUD紹介

準1UDコーディネーター 印刷業

所属している商工会議所女性会で、自分の活動を3分で紹介し合う機会があり、ユニバーサルデザインについて紹介しました。
50代〜70代の女性経営者の集まりなので、身近な料理の場面で、たとえば乾麺のゆで時間の表記が小さくて見つけにくかったことはないかといった事例から、自社の印刷業としての取り組みの紹介、さらには、障害者差別解消法にもふれて、ユニバーサルデザインという概念は業種によらず、商品、サービスの提供者であるすべての人に関係がある、集まっているみなさんは提供者として他人ごとではないんですよ、ということを伝えました。