UDコーディネーター更新講座2017WEB会場

UDコーディネーターの皆さまへ 

今年も更新講座の時期がやってまいりました。実利用者研究機構(ジツケン)の岡村です。
昨年の「障害者差別解消法」の施行から一年以上が経過しましたが、皆さまの職場やプライベートなど環境の変化はございましたか?
ジツケンは、2020年に開催される東京オリンピック、パラリンピックの影響もあり、自治体、企業からの「障害者差別解消法」の対応方法も含めた研修の依頼や製品、印刷物、建築、サービス、イベントの多様性対応のための監修業務の依頼が増加しています。
ジツケンのUDコーディネーター講座を受講した皆さまは、「人の障がいや特性に起因した問題」を解決するための知識を学んでいます。ぜひ、今こそ、仕事やプライベート問わずに、様々な環境で、学んだ知識を磨いていただきたいと思います。(たまにはテキストも読み返しましょう!)

【復習】UDコーディネーターの基本

前回も受講生から、UDコーディネーター活動報告をたくさん頂きましたが、今年はいかがでしたか?
今年もUDコーディネーターの基本を忘れずに、様々な活動で学んだ知識をご活用ください。
 

  • 重要なのは、やり方ではなく、考え方!
  • やさしさや思いやりではなく、提供するために必要な知識を身に付ける!
  • 学んだ知識は、使わないとさびる!継続は力なり!
  • UDコーディネーターは「人の障がいや特性に起因する問題」を解決するプロ!

受講の概要

 

開催日時

2017年10月1日(日)~2018年6月30日(土)

受講方法

このページに掲載中の活動報告を読み、指定された課題を提出する。

費用

更新費用、UDコーディネーター更新講座の受講費用、ともに無料です。

課題提出締切

2018年6月30日(土)まで

 

受講から資格更新までの流れ

  1. 【受講】このページの「更新講座カリキュラム」をお読みいただくことで受講となります。
  2. 【課題】課題を提出してください。課題はこのページの最後にあるフォームを使う方法と、メールによる提出方法があります。
  3. 【更新】課題提出後、資格更新完了の連絡(メール)が来ます。この連絡にて、資格更新が完了します。

 

 

更新講座の目的について

UDコーディネーターとして、学んだ知識を活用し、資格を有効に活用していただくこと!
(知識は使わないと錆びます。UDコーディネーターのスキルを日々、活用している人もしていない人も、学んだ知識をいつでも活用できるために適期的なメンテナンスを行いましょう!)

報告1
全国のセミナーやイベントでの講演、企業単位でのユニビズ特別研修やユニバーサルデザインコーディネーター教育&資格検定を実施しました。


【良かったこと・成果】

当機構の講師陣は、「良い話を聞けて良かった、だけで終わる研修」ではなく「実際の職務で、活かして頂きたい!」という熱い想いを持って授業をしています。その為、受講生の満足度や評価に加え、その後の効果、つまり研修内容がお役に立てたかどうかをいつも気にかけています。いくら講師が頑張っても、受講者が「使う人のためにもっと何かしたい!」という想いがなければ、研修内容を自分たちの商品やサービスで活かす事ができません。

そういった意味でも、今期も受講生の皆様・研修企画者の方々と一緒に、熱い想いを共有し良い研修にできたことを心から嬉しく思います。

講演

<事例1>鳥取県が主催のセミナーにて、当機構の岡村CEOが「障がいは環境が創りだす ~カラーUDから学ぶ多様性への合理的配慮~」という講演を実施

2016年9月5日(鳥取)、9月6日(米子)
鳥取県が主催し、鳥取県内の印刷関係者、デザイナー、建築関係者等を対象に、「誰にでも見やすく、正しく情報を伝えるための印刷物や施策の標識のデザイン、色づかいの方法」についての理解を深めるため、鳥取と米子の2会場でセミナーが開催されました。当機構の岡村CEOが「障がいは環境が創りだす ~カラーUDから学ぶ多様性への合理的配慮~」をいうテーマで、色の見え方が違うことでおきる不便や、「カラーUD」をきっかけに生活や仕事で活用できる多様性への配慮を学ぶことで、相手も自分もうれしくなるような合理的な配慮について講演を実施させて頂きました。
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<事例2>第25回 JR東日本仙台支社「サービス品質フォーラム」にて当機構の岡村CEOが特別講演を実施

2016年10月18日、参加人数約300名
JR東日本仙台支社さまが、お客さま満足度向上を目指して、毎年開催しているサービス品質フォーラムにて、『お客さまニーズをつかみとる!』というテーマで、当機構の岡村CEOが特別講演を実施させて頂きました。その後のパネルディスカッションでは、実際の取り組みや優良事例などを様々な現場の担当者からお話いただき、サービス品質向上のための「考え方」の共有を行いました。今回、岡村CEOはコーディネーターとして参加させて頂きました。懇親会で、一緒に登壇したパネリストの方々や聴講生に、「岡村さんの専門的な知識で、自分たちの取り組みを解説していただいたことで、改めて、自分たちのやっていることの価値やサービスの考え方を実感することができました!」とありがたい言葉をいただきました。
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ユニビズ

<事例1>山梨県からのご依頼で県庁職員様向けに『印刷物のユニバーサルデザイン研修』を実施

2017年2月7日
当機構が初めて、山梨県庁職員様向けの研修を行ったのは7年前。今回は「印刷物のユニバーサルデザイン」をテーマに研修を実施しました。
研修実施後に山梨県庁様の行ったアンケートでは「研修内容が職務に活かせそうかどうか」について受講生全員が「大いにいかせる/いくらか活かせる」と回答、「ほとんど活かせない」と回答した人はゼロだったとのこと。いくら講師が頑張って研修しても、受講者に「使う人のためにもっと何かしたい!」という想いがなければ、このような回答にはなりません。山梨県庁でUDを推進し、本研修を企画してくださった皆様の真剣さが、職員の方々に伝わったということも一因だと思います。
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<事例2>山梨県の富士レークホテルにて、『新入社員向け特別研修+3級UDコーディネーター資格試験』を実施

2017年4月19日
毎年恒例となりました、富士レークホテルさまの「新入社員向け特別研修」を実施。今年もホテルに宿泊される「実際のお客さまの多様性」を体系的に学び、車椅子と視覚障がい(全盲)のお客さまを想定した「実利用者体験」も実施しました。今年の新入社員は、「3級UDコーディネーター資格試験」にもチャレンジして、見事全員合格となりました。
様々な特性のお客さまに対して、一般的にサービス業全般として、マインドや思いやりだけで対応しがちですが、かえって過剰すぎるサービスや偏った知識による配慮で、お客さまに不快な思いをさせてしまうこともあります。富士レークホテルでは、『誰もが幸せになれるユニバーサルリゾート』を目指して、施設や設備だけでなく、従業員の教育に対してもスパイラルアップを実施しています。
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<事例3>古河機械金属株式会社にて、『実利用者の多様性視点』を学び反映するための特別研修を実施

2017年5月18日
明治8年(1875年)創業で『古河気合筋肉』の広告でお馴染みの古河機械金属さまの若手技術者向けに、「実利用者の多様性視点」を学び業務に反映するための特別研修を実施しました。
全国の様々な部門から、これからの会社を担う若手の技術者の方にご参加頂き、「提供者から利用者」の流れではなく、間に「中間利用者」がいる特殊な業種の中で自社にとっての実利用者とは何なのか?、多様性の視点を持つことでどのように業務に活用できるのか?を中心に学び考え、様々なワークショップを実施しました。
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UDコーディネーター集団研修

<事例1>株式会社DNPコミュニケーションデザインにて、3級UDコーディネーター集団研修を実施

2016年7月4日
株式会社DNPコミュニケーションデザインのデザイナーや企画、多言語対応など、様々な立場の方にご参加いただき研修を実施。受講生は、利用者の多様性を業務に反映するための基本的な考え方や、UDコーディネーター流の問題解決3ステップを、事例やワークを通じて学びました。研修実施後には、『利用者の立場になって、どうコーディネートしていくか今後の業務に活かしていきたいです』、『演習中心の内容だったので、非常に楽しく参加できました!』など数々のうれしい感想をいただきました。
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<事例2>公益財団法人藤沢市まちづくり協会にて、「体験型のUDコーディネーター集団研修+3級UDコーディネーター資格試験」を実施

2016年10月5日
「体験型のUDコーディネーター集団研修」を通じて、高齢者、及び障がい者等の利用者の多様性対応の考え方を身に付ける。現在、施設を利用している実際の利用者対応の中で、見落としている可能性のある課題の発見や、障害者差別解消法のポイントとなる「合理的配慮」の理解を深め、実践面における更なるスキルアップを行い、自分達で課題発見し、改善できる考え方や視点を身に付ける研修を実施しました。
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<事例3>プリンスホテルCS推進アンバサダー向け「高齢者体験×3級UDコーディネーター」特別研修を実施

2017年2月15日
プリンスホテルズ&リゾートさまは、北海道から九州まで、都市型ホテルとリゾートホテル、ゴルフ場、スキー場やレジャー施設など、幅広い分野で多彩な事業を展開する日本最大級のホテル・レジャー事業会社です。今回の研修の受講生として、それぞれのブランドを背負い全国から東京会場へ集結したCS推進アンバサダーの皆様が受講生です。受講後には、受講生の方々から新しい発見があったとのお声も頂いたこと、お客様のお声から選ばれたCSアンバサダーの皆様のさらなるスキルアップのための研修として、ジツケンの高齢者体験と3級UDコーディネーター集団研修を選んでいただけたことを嬉しく思いました。
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<事例4>福岡県の三笠特殊産業株式会社の実際に管理をされている施設にて、3級UDコーディネーター集団研修を実施

2017年3月27日
福岡県の三笠特殊産業株式会社さまにて、3級UDコーディネーター集団研修を実施しました。三笠特殊産業さまは、ビル管理業務や県内施設の指定管理者を実施している企業で、受講生は管理施設の現場の方や、本部の方など様々な立場の方にご参加頂きました。
今回の会場は、実際に管理をされている施設だったので、施設の管理運営する上でのポイントなる事例などを通じ、実際の利用者の多様性を業務に反映するための基本的な考え方と、UDコーディネーター流の問題解決3ステップを学びました。受講生からは、「もっと考える時間が欲しいです~!」と言われるほど、チームでのワークは盛り上がり、あっという間の3時間になりました。
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報告2
企業・行政へのコンサル指導・監修、ユニバーサルデザインの情報のアドバイザリ・監修を実施しました


【良かったこと・成果】

企業へのコンサル指導・監修では、ただ商品やサービスを監修するだけでなく、監修アドバイザリ中のレクチャーにより、企業の担当者様に対して、概念モデルへの理解と、実利用者視点による商品開発の知識・ノウハウを伝達することができたことが良かった。


<事例1>【教科書掲載】東京書籍の中学1〜3年生「新編 新しい技術・家庭」の「プロに聞く!」のコーナーを当機構の横尾理事長が担当

東京書籍 平成28年度中学校教科書東京書籍 平成28年度中学校教科書

当機構の横尾理事長が「プロに聞く!」というコーナーで、中学校1・2・3年生向け教科書「新編 新しい技術・家庭(家庭分野)」掲載されています。「みんなが暮らしやすい社会を目指して ユニバーサルデザイン」という特集(P268-P269)の「プロに聞く!」のコーナーを当機構の横尾理事長が担当し、「デザインで問題解決」というユニバーサルデザインの本質と、「年齢、性別、国籍などを理由に大切なことを諦めなくてはいけない人をゼロにする」という私たちの目標も掲載されています。
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<事例2>株式会社ファンケル化粧品の新商品「ビューティブーケ スキンケア」の容器・包材設計を監修

ビューティーブーケ スキンケアビューティーブーケ スキンケア

当機構は、株式会社ファンケル化粧品さまの新商品「ビューティブーケ スキンケア」(2016年10月3日発売)の容器・包材設計について、年齢を重ねることで生じる身体変化・行動特性への配慮を監修しました。
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<事例3>フクバデンタル株式会社・PREMIUMイオン歯ブラシ「KISS YOU®」の監修アドバイザリを実施

PREMIUMイオン歯ブラシ「KISS YOU®」PREMIUMイオン歯ブラシ「KISS YOU®」

当機構は、フクバデンタル株式会社さまのPREMIUMイオン歯ブラシ「KISS YOU®」の本体・替えブラシ・各パッケージ等の監修アドバイザリを実施。全5回(合計約16時間)の監修アドバイザリの成果として、PREMIUMイオン歯ブラシ「KISS YOU®」新モデルのパッケージ全種には、実利用者研究の知見に基づくデザインコンセプトを反映することができた。
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<事例4>山梨県の富士レークホテルにて、館内サイン改善アドバイザリを実施

現在、富士レークホテルさまで実施しているホテル内の設備や、従業員の教育や育成によるサービスレベルをさらに向上するために、施設内の案内サインや導線の改善を行い、滞在中のお客さまがより快適に過ごしていただくために、課題となる可能性がある箇所(判断に迷う、不便な思いにつながるなど)に対して、当機構の専門的知見から改善アドバイザリを実施しました。
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報告3
「全労済」・「住友生命保険相互会社」・「株式会社かんぽ生命保険」がジツケンの「実利用者ユニバーサルデザイン」認証を取得しました


「実利用者ユニバーサルデザイン」認証は、「実利用者研究機構(ジツケン)」実利用者の実体験を15年以上研究してきた結果生まれました。
実際の企業に協力頂き、様々な研究と検証を行なった結果、従来の調査方法に潜む構造的な問題を発見することができました。そして、改善を重ね、信頼性と客観性を保つ為の様々なジツケン独自の仕組みができあがりました。

【良かったこと・成果】

当機構が認定する「実利用者ユニバーサルデザイン」認証が保険業界に広がりを見せており、2015年のかんぽ生命を皮切りに、2017年には住友生命と全労済が認証を取得しました。現在、他にも数社の企業が、認証取得後に確かな結果を出すために、行動観察調査を行い、改善すべきポイントを明らかにし、サービスの利便性と社会的価値の向上を図るための改善対策を進行中です。


<事例1>「実利用者ユニバーサルデザイン」認証を全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)が取得

全労済「こくみん共済 契約更新のご案内」

全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)が、ご契約内容が満期を迎えたお客さまに対し継続契約のご案内と追加の共済のご提案を行う「こくみん共済 契約更新のご案内」(平成29年5月31日発送開始)において、実利用者ユニバーサルデザイン認証を取得しました。

評価のポイント

今回の「実利用者ユニバーサルデザイン」認証でも、実際の利用者が『対象物』を使った時に、感想やアンケートでは出てこない<無意識の利用状況の課題や問題点>を、提供者と制作者が利用者と同じ空間で検証しました。特に追加・変更申込書は、実利用者が無意識で感じている『理解しにくい箇所』や『間違ってしまった箇所(優良誤認含む)』、そして『何度もページを見返してしまい利用上の負荷がかかる箇所』を発見し、直観的に間違いを無くすための工夫を『対象物』に反映させることができました。
全労済といえば、『手頃な掛け金』というイメージの方もいると思いますが、そもそも、全労済は、生活をより良くしたいと願う人びとが自主的に集まり、自分たちの暮らしを自分たちの力で守るという『助け合い』の精神から生まれた生活協同組合です。対象は、満0歳から満84歳までと幅広くカバーしています。だからこそ、労力も時間も掛かる、『プロセス型の「実利用者ユニバーサルデザイン」認証』に本気で挑戦して頂けました。「組合員を大切にしたい!」という作り手の気持ちをしっかりと反映して頂けたと思います。
 LinkIcon詳細をみる(実利用者UD認証サイト)

認証取得後の反応・成果

サービスセンターへの、読めば理解できる基本的な内容についての問い合わせが減り、「おすすめプランへの申込」や「増額・追加・移行の手続き希望」などの有意義な問い合わせが増加した。計画時に設定していた数値的目標に対して成果が得られました。


<事例1>住友生命保険相互会社の「生活保険“1UP”商品パンフレット」が、パンフレットとしては初の「実利用者ユニバーサルデザイン」認証を取得

住友生命保険相互会社「生活保険“1UP”商品パンフレット」

住友生命保険相互会社が、営業職員がお客さまに対し働けなくなったときに備える生活保険「1UP」のしくみや保障内容を説明の際に使用する「生活保険“1UP”商品パンフレット」(平成29年3月23日配布開始)において、パンフレットとしては初の「実利用者ユニバーサルデザイン」認証を取得しました。

評価のポイント

今回の認証の対象となるパンフレットは、この資料のみ単体で実利用者が使うものではなく、営業職員の方々が、保険商品の説明を行う際に使うものです。そのため、実際に契約を検討しているお客さまだけでなく、このパンフレットを使って説明する方にとっても、わかりやすく使いやすいものにすることを目指して、今回の検証に挑まれました。
実際の利用者不在で制作者だけでパンフレットを改善するのではなく、実際の利用者が、パンフレットを自然な状態で利用している様子を観察し、無意識にわかりにくい(わからない)と感じる箇所や、分かったつもりで間違った理解(誤認)をしている箇所、提供者が伝えたいポイントや想いが伝わっていない箇所などを発見し、その原因を分析して改善を行いました。
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認証取得後の反応・成果

計画時に設定した、お客様だけでばく営業職員の方々にもわかりやすく使いやすいものにするという目標に対しては、営業職員の方々から「新しくなって使いやすくなった」、「保障内容の記載方法が順を追って説明しやすい」、「必ず持参する」などの評価をいただき、数値的な効果についても月平均出庫数の増加という成果を出しています。


<事例1>株式会社かんぽ生命保険は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、ご契約ハンドブック2016版が「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。

株式会社かんぽ生命保険

株式会社かんぽ生命保険は「実利用者ユニバーサルデザイン」認証において、ご契約ハンドブック2016年版が、2015年版に引き続き2回目の「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。

評価のポイント

前回に引き続き、2回目の認証となる今回は、前回の課題も含め、大きなテーマである「ご契約者さまにハンドブックを手にとって読んでいただく!」ことを目的に多くの改善を実施できた点が非常に良かったと思います。
また実際の利用者の利用状況を観察・分析することにより、お客さまが誤認しやすい箇所や表現などに気づき、また制作者としては、お客さまにとってプラスの情報を伝えようとしている箇所が、お客さまには違う意図や逆にマイナスに捉えられてしまう箇所などを発見することができ、様々な制約条件や関係部署との調整を乗り越え、お客さまの立場に立った制作物が出来上がったと感じています。
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認証取得後の反応・成果

株式会社かんぽ生命保険は、ご契約ハンドブック2017年版も「高齢者検証済ユニバーサルデザイン」認証マークを取得しました。
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報告4
ジツケンの収益は、修学旅行や社会科見学の受け入れ、小中学校への出前授業、UDコーディネーター教育のカリキュラム導入などの学校支援に活かされています


実利用者研究機構では、小学校、中学校、高校、専門学校、短大、大学など様々な教育機関に対して、修学旅行の受け入れ、社会科見学の受け入れ、出前授業などをボランティアで行うほか、ユニバーサルデザインコーディネーター教育のカリキュラム導入を無料サポートしています。

修学旅行・社会科見学・出前授業について

山形市立第三中学校
 

2016年度は、東京都立深川高等学校、東京都江東区立豊洲北小学校、八王子市立第四小学校、山形市立第三中学校、名古屋市立八王子中学校など、全国各地からの修学旅行や出前授業を実施しています。

ユニバーサルデザインコーディネーター教育のカリキュラム導入について

松本大学松商短期大学部、愛国学園短期大学、滋賀短期大学、神戸国際大学
 

2016年度は、新しく松本大学松商短期大学部愛国学園短期大学、滋賀短期大学、神戸国際大学がユニバーサルデザインコーディネーター教育カリキュラムの導入校となりました。

更新講座の課題

この1年間のUDコーディネーターとしての活動事例をお知らせください。ちょっとした事でもプロジェクトでも構いません。また、これから実施される活動でも可能ですので、来年の課題提出期限までにご報告ください。(500字程度)
※優秀な課題は他の受講生にご紹介させていただく場合がございます。
 

「UDコーディネーター更新講座2016年度」の課題が未提出の方は、この機会にご提出ください。 
→UDコーディネーター更新講座2016

 

何を書いて良いかわからない方は、こちらをご参考にしてください。

例えば、2016年の更新講座では、こんな報告がありました。 

「仕事」での優秀なコーディネート事例

 商品出荷用ケースのラベル

当社の製品出荷用ケースの仕様を見直すことになり、ケースのデザインを担当することになりました。ケースのデザインとは、社名ロゴや出荷時に張り付ける製品ラベルの枠、ケースサイズの識別番号の版を作成することです。もともとはある程度決められたラフ案を版にする作業がメインでしたが、改めて現場で作業する方の意見や実際の動作を確認して、ラベル貼り付け位置など詳細を詰めました。
続きを読む

 介護施設の誤薬をコーディネート

私の勤めている介護の施設では、薬をセットするのは看護師、ご利用者さんに内服するのは介護職が行うようにしています。看護職のセットミスのほかに、ご利用者さんを間違えたり、朝薬・昼薬・夕薬を間違えたりと、誤薬のミスが続きました。
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UIデザインで家庭訪問

製品のUIデザインを担当しています。デザイン部内にUI専門のグループを発足させたのを機会に、2級UDコーディネーターの資格を2名が取りました。さて、最近の活動ですが、一昨年から新しい操作方法の研究を業務として開始しました。スタートはまず顧客実態調査としてインタビュー、家庭訪問を実施するところから行いました。
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職場の一覧表を整理

職場で使用している一覧表の内容を整理しました。その表は『早見表』と、銘打ってありましたが、『使い勝手が悪いなぁ』と思っておりました。(何人かの同僚も、同意見でした)
何が悪いのか見直してみると、表が置いてある場所(フロアー)と、表の内容が一致していない事が原因だと気づきました。
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外国人研修生の受け入れ

製造企業が外国人研修生を受け入れるにあたって、言葉が通じないという障害があった。工場現場は、パートタイマーの女性労働者が中心であり、外国語を話せるような教育は難しい。そこで、外国語会話をかわさないでも、外国人研修生が作業研修できる仕組みをアドバイスしました。
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フィッティングルームの改善

「年配のお客さまにとって、より良い居心地を重視」、またフィッティングルーム(FR)も改善を行った。グループ内では段差解消は以前から行っているが、それ以降踏み込んでいなかった。新たにお客さまを観察した中で次を改善。
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「生活」での優秀なコーディネート事例

 ハリネズミのダイエット

ハリネズミを飼っています。我が家の食材の買い足し方法を変えることでハリネズミのダイエットに成功しました。
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 老眼のUSB

老眼で細かい文字や記号の判別が難しくなり、USBのコネクタを挿すとき、時間がかかっていました。
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 液体ソープの流量調整

我が家のハンドソープはノズル上部を押すことで液体ソープがノズルから出てくるといった、よくある形状の物ですが、一回で出てくる量が非常に多いという問題がありました。
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バイト先でのコミュニケーション方法

経験としてレストランのキッチンで短期間バイトをしました。私自身、聴覚に障がいがあり、人(同僚スタッフ)によってはコミュニケーション方法について説明してもうまく伝わりません。
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子育て中のフロアワイパーの高さ

子育て中なのですが、子供に手伝いを頼む際、具体的にあれをしてこれをしてと説明しても聞いてくれませんでした。
続きを読む

女性経営者の集まりでUD紹介

所属している商工会議所女性会で、自分の活動を3分で紹介し合う機会があり、ユニバーサルデザインについて紹介しました。
続きを読む

 「UDコーディネータ更新講座2017年度」の課題の提出方法

【提出期限】来年度の更新講座まで。※2018年6月30日まで。
【提出方法】下記の「課題提出フォーム」をご利用いただくか、またはメール・ファックスにて必要事項をご記入の上、提出してください。

 

メール・ファックスでの提出の場合

【件名】更新講座課題2017年度
本文:
①名前 漢字(カナ)※必須
②メールアドレス ※必須
③会社(学校)
④業種
⑤お持ちのUDC資格 ※必須
⑥認定番号
⑦この1年間のコーディネーターとしての活動報告をお知らせください。
 何件でも結構です。 ※必須
 活動報告1:
 活動報告2:
※その他、登録情報変更がある場合ご連絡ください
⑧住所
⑨電話番号
⑩その他ご連絡事項があればご記入ください

 【注意事項】
フォームに記述する内容は一旦、ワードファイルやテキストファイルで作成してからコピーペーストなさることをお勧め致します。せっかく記述なさった内容が、通信環境等何らかの原因で消えてしまうのを防ぐため、直接入力はさけることをお勧めします。